画面越しに「Hello!」 壬生の中学校でオンライン英会話、年20回実施

オンライン英会話に臨む生徒たち

 【壬生】町内の子どもたちが高い英語力を身に付けることを目的とした事業「ゆうがおEnglishイノベーションスクール」の一環で、壬生中と南犬飼中で16日、外国人英語講師と生徒を映像で結んだオンライン英会話が行われた。

 同事業は企業版ふるさと納税を活用し、町内の民間企業の支援を受け町教育委員会が2022年に始めた。国際社会で通用する人材を育てる狙いで、オンライン英会話や児童生徒の海外派遣などを行う。

 中学生対象のオンライン英会話は、学年ごとに異なるカリキュラムで年20回実施する。壬生中では同日、3年5組の生徒27人が参加。始業前の15分間を活用し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を介して外国人講師との英会話を実施した。話題は生徒へのアンケートを基に選定し、自己紹介や「3年生になって頑張りたいこと」について会話した。

 レッスンを終えた生徒たちはすがすがしい表情を浮かべた。岡島朱音(おかじまあやの)さん(14)は「最初は緊張で声が出なかったが、慣れてきたので楽しい。海外の仕事に興味があり、将来は英語を使って医療が届いていない国の人たちを助けたい」と話した。

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