“このママ友グループ苦手…”でも賢く付き合うママたちの処世術 #3「過去と現在で“変えた”こと」

子どもを介してつながる「ママ友」は、離れたいなと思っても角が立つことを考えればなかなか動けず、ストレスの溜まるお付き合いになることも。

特に、グループができてしまうと輪から抜けるのはネガティブな関心を持たれそうで怖く、身動きが取れないという女性もいるかもしれません。

なるべく接触を減らしてやり過ごすにはどうすればいいのか、苦手なママ友グループとうまく付き合っている女性たちに聞いた実例をご紹介します。

「学校のPTAで役員をしている人がいていろいろな情報をもらえるため、苦手なママ友がいても我慢して身を置いているグループ。

先生のことや学校の方針など、ほしい情報だけゲットすればいいのでグループLINEではもっぱら挨拶と感謝のスタンプばかり、苦手なママ友とは直接会話することはありません。

以前は『うまく付き合っていかなければ』とほかのメンバーの話題にも無理をして返信していましたが、その割に私が何か言い出しても反応を返してくれないメンバーもいて、客観的に考えたときに『どんな話でも返信するうざいママ友』みたいになっている自分に気が付きました。

何も言われていないのにひとりで必死になっている自分がバカバカしくなり、それからは気を抜いて“全返信”はやめました。

がらっと対応が変わったことでメンバーに不審に思われるのが嫌で、『仕事が忙しくなった』と言い訳もして、精神的に距離を置いて付き合っています。

そもそもどうしてこのグループにいるのか、目的があるから苦手なママ友がいても身を置いているわけで、無理をしてまで親密度を深める必要はないのですよね。

私がこうなっても特に表立って何かを言われることはなく、その程度の関心なのが逆に助かります。

『あの人影が薄いよね』と言われるくらいが私にはちょうどよく、欲しい情報だけ手に入ればいいと割り切っています」(40歳/自営業)

目的があって苦手なママ友グループにいる場合は、いっそ距離を取った接し方もストレスを減らせるといえます。

存在感が薄いほうがかえって気が楽、ということもありますよね。

こちらの女性は、「情報取りと思われたらさすがに困るので、メンバーのお子さんが誕生日だと投稿してくれたときは、きっちりお祝いのメッセージを返すようにしています」と工夫を話してくれました。

(ハピママ*/ 弘田 香)

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