新ビル「広岡テラス」に 北國銀本店隣、25年7月完成

地鎮祭で工事の無事を願う関係者=20日午前10時、金沢市広岡2丁目

  ●建設地で地鎮祭

 北國銀行を傘下に置く北國フィナンシャルホールディングス(HD)は、本店隣に建設するビルの名称を「Hirooka Terrace(広岡テラス)」にすると発表した。20日、金沢市広岡2丁目の建設地で地鎮祭が営まれ、関係者が地域活性化の拠点となるビルの工事の無事を願った。近く着工し、2025年7月の完成を予定する。

 広岡テラスは地上13階、高さは58.7メートル。延べ床面積は本店ビルの1.2倍となる2万1195平方メートルで、同行の事務部門などが入居する。名称には「地域を照らす」の意味を込めており、貸しオフィスとして活用するほか、共用で仕事ができる貸しスペースも設ける。工事費は163億円。

 地鎮祭には同HDの杖村修司社長や清水建設の井上和幸社長、三菱地所関係者ら約30人が出席した。杖村社長は報道陣の取材に対し「5~6割は賃貸スペースとして活用したい。地域活性化のため、取引先の投資を支援するだけでなく、私たち自身が投資していく」と語った。

© 株式会社北國新聞社