「田舎に行けば行くほど課題が多い」 国が進める部活動の地域移行 少子化や教員の働き方改革の一環で

今年度から国が段階的に進める部活動の地域移行。

愛媛県松山市内では、6月20日に学校関係者らを対象にした説明会が開かれ、全国の自治体の取り組み事例などが紹介されました。

松山市内で開かれた説明会には、県内の競技団体や学校の関係者などおよそ100人が参加しました。

国は少子化や教員の働き方改革の一環として、今年度から公立中学校の部活動について段階的に地域のスポーツクラブなどへの移行を進めています。

説明会では、富山県黒部市の取り組みとして、学校と競技団体が連携し休日のみ地域の指導者に委ねている事例が紹介されました。

この他、日本スポーツ協会認定の資格を活用した指導者を養成する取り組みについても説明されました。

県内では受け皿や指導者不足などが課題となっていて、参加者は熱心に聞き入っていました。

(西予市から参加した学校関係者)
「田舎に行けば行くほど、指導者不足や費用面に課題が多い」
「(地域移行が)できない競技を一気に進めるのは、弊害が出てくるので、少しずつできる競技から進めていく」

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