就きたい仕事が地元にあるか調査→「わからない」「知らない」が半数近くに IRCが地元企業の本を発刊&寄贈

愛媛県内の高校生に地元の企業について知ってもらおうと、いよぎん地域経済研究センターが経営者のインタビューなどをまとめた本を作成しました。

6月20日、いよぎん地域経済研究センター(IRC)の重松栄治社長が県教育委員会を訪れ、高校生向けに作成した本を田所竜二教育長に手渡しました。

本には、県内14の企業の概要や歴史とともに経営者のインタビュー記事が掲載されていて、仕事への思いや苦労を乗り越えた際のエピソードなどが紹介されています。

田所竜二教育長は、若年層の県外への流出を防ぐため、生徒や教員に、地元の企業について知ってもらうよう本を学校で活用する考えを示しました。

いよぎん地域経済研究センターによりますと、県内の高校生を対象とした去年の調査では、就きたい仕事が愛媛にあるかについて、「ない」が13%、「わからない」または「知らない」との回答が半数近くに上っているということです。

(いよぎん地域経済研究センター・重松社長)
「こんな素晴らしい企業があるんだったら、ぜひ一度話を聞いてみたいとか、HPに入ってみたいとか。そういう選択のなかに、一つのせてほしいということのきっかけになればと思う」

寄贈されたあわせておよそ160冊の本は、県内の高校などに配られるということです。

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