アルパカ夏の装いで“すっきり” りんどう湖ファミリー牧場で毛刈り

毛刈りを終え、涼しげに園内を歩くアルパカ=20日午前11時40分、那須町高久丙

 本格的な夏を前に、栃木県那須町高久丙のりんどう湖ファミリー牧場でアルパカの毛刈りが進められている。

 夏至の21日には完了し、アルパカたちは毛をまとい丸々とした姿から、すっきりとした夏の装いになる。

 同牧場は、3月末で営業を終えた同町大島のアルパカ牧場から引き受けた個体を中心に172頭のアルパカを飼育。南米の高地に生息するアルパカは暑さに弱く、毛刈りはこの時季に欠かせない。

 作業は全国でアルパカや羊の毛刈りを請け負う「ななの羊毛屋」(東京都町田市)の大沢田奈奈(おおさわだなな)代表(39)が手がけ、今月6日に始まった。20日は雄20頭を“衣替え”。暴れないように足をロープで固定してからバリカンを入れ、手際よく毛を刈っていった。

 大沢田さんは「初めての施設での毛刈りだったが、スタッフの皆さんの協力でスムーズに作業ができた」と額の汗をぬぐっていた。

気持ちよさそうに毛を刈られるアルパカ=20日午後1時、那須町高久丙

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