マスク外して傘差し登下校 壬生町内全小学校でスタート

傘を差して下校する児童ら

 【壬生】新型コロナウイルスの感染予防と熱中症予防を両立させようと、町内全8小学校で19日、傘差し登下校が始まった。

 傘を差すことで児童たちが適切な距離を保ち、マスクを外して登下校できるようにすることが狙い。5月に新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したが、学校現場ではマスクをしている児童は多い。

 取り組みは、2020年度の同時期から町内の小学校で一斉に始まり、毎年実施している。今年は9月29日まで。傘やマスクの使用は個人の判断に委ねられている。

 この日は曇り空の合間に太陽が時折顔をのぞかせた。水色の傘を差して登校した睦小3年の高橋美香(たかはしみか)さん(8)は「暑い時は傘を差し、涼しい時は閉じて、自分で考えながら登校した」と話した。

 

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