半年ぶりの「再会」喜び 屏東・大同高級中生2人 高岡・国吉義務教育校を訪問

英語の授業で自己紹介する許さん(左)=高岡市国吉義務教育学校

  ●台湾の生徒と相互理解深め

 台湾の屏東(ピンドン)県大同高級中の生徒2人は20日、高岡市国吉義務教育学校を訪れ、授業や給食などを通して日本の学校生活に親しんだ。

 国吉義務教育学校では4年ほど前から台湾や中国の学校と交流している。大同高級中とは今年1月にもオンラインで仲を深めており、両校の生徒は半年ぶりの再会を喜んだ。許雅涵(シュヤーハン)さん(18)と何雨潔(ホーユイジェ)さん(18)が訪れ、授業や給食、清掃などを体験した。

 2人は9年生22人と一緒に英語の授業に参加した。台湾の文化を学んだほか、協力してゲームに挑戦した。給食も一緒に食べ、焼きそばやオムレツなどのメニューを味わいながら会話を楽しんだ。

 9月から台湾の大学で日本語を専攻する何さんは「とてもいい経験になった。皆が台湾に来たときはふるさとを案内したい」と話した。国吉義務教育学校の四十九(しじゅうく)沙那さんは「英語は難しかったけど少し聞き取れてよかった」と話した。

 両校は2学期にも交流を予定している。

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