21日は二十四節気の夏至で、年間を通じて昼が最も長くなる。20日の富山県内は高気圧に覆われて晴れ、氷見市間島の海岸では日の出の太陽がだるまのような形になる「だるま太陽」が見えた。
蜃気楼(しんきろう)の一種で、海面付近の大気とその上にある大気の温度差によって光が屈折し、太陽が変形して見える現象。午前4時33分から約3分間、日が昇るにつれて海面近くの光が伸び、幻想的な光景が広がった。
同市間島の海岸でシャッターチャンスを狙った富山市八尾町西町の赤羽仁諭さん(67)は「すっきりと見えた。1週間ほど通っているが、一番きれいだった」と話した。