「だるま太陽」幻想的 氷見の海岸

朝焼けの富山湾から昇る「だるま太陽」=20日午前4時35分ごろ、氷見市間島

 21日は二十四節気の夏至で、年間を通じて昼が最も長くなる。20日の富山県内は高気圧に覆われて晴れ、氷見市間島の海岸では日の出の太陽がだるまのような形になる「だるま太陽」が見えた。

 蜃気楼(しんきろう)の一種で、海面付近の大気とその上にある大気の温度差によって光が屈折し、太陽が変形して見える現象。午前4時33分から約3分間、日が昇るにつれて海面近くの光が伸び、幻想的な光景が広がった。

 同市間島の海岸でシャッターチャンスを狙った富山市八尾町西町の赤羽仁諭さん(67)は「すっきりと見えた。1週間ほど通っているが、一番きれいだった」と話した。

城ケ崎とだるま太陽のコラボが見られた
だるまのように下に伸びる太陽

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