伊万里市の腰岳で、体長80センチほどのブタが捕獲された。家畜かペットで飼われていたとみられ、伊万里署が「落とし物(拾得物)」として飼い主を捜している。
17日、住民から市役所に「敷地内にイノブタがいる」と通報があり、市の鳥獣対策担当課と猟友会で捕まえたところ、イノブタではなくブタだった。市内に養豚場はないが、人を怖がらず、飼われていた可能性があるため、市は拾得物として伊万里署に届け出た。
署はブタを動物用のおりに入れ、餌はドッグフードなどを与えている。飼い主が見つからない場合は引き取り手を探すという。松田昭二副署長は「暑い日が続いて参っているようなので、早く今よりいい環境に移ってほしい」と話している。(青木宏文)