三笠宮家の彬子さま、陸前高田を訪問 「奇跡の一本松」など視察

宮国永明副局長から復興状況について説明を聞かれる彬子さま(左)

 三笠宮家の彬子さまは20日、陸前高田市を訪れ、発生から12年3カ月が過ぎた東日本大震災被災地の復興状況を熱心に視察された。

 高田松原津波復興祈念公園の防潮堤上にある「海を望む場」で白い花束を手向け、犠牲者を追悼。国土交通省東北地方整備局の宮国永明(えいめい)副局長から地域の歩みについて説明を受けた後、「奇跡の一本松」を視察した。

 東日本大震災津波伝承館に移動し、消防団の被災車両など展示物を見学。沢田彰弘副館長は「津波てんでんこの話をした際に『日頃から防災意識を持つことが重要ですね』と話された。(彬子さまの)被災地に対する思いはとても深く、真剣なまなざしで復興状況を確認されていた」と話した。

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