宇都宮市文化会館で不審物の対処訓練 「警察と施設が連携強化」

 不特定多数の人が集まる施設が標的にされたことを想定した警察などによるテロ対処訓練が20日、宇都宮市内で行われました。

 訓練は、宇都宮市文化会館のホール内に不審物を置いたという脅迫電話があったという想定で始まりました。

 職員は来場者の身の安全を確保するため役割を分担し連携して避難誘導や場内放送、そして110番通報しました。訓練には警察官と施設の職員ら約40人が参加しました。

 現場へ急行した警察官らは不審物のありかを確認すると体調不良の人がいないかも合わせて確認します。

 そして過去には地下鉄サリン事件でも使用されたという防護服に身を包んだ機動隊が現場へ到着。隊員たちは体調不良者を救助すると有毒物質を検知する機械を使って慎重に液体状の不審物の処理作業を行いました。不審物は密閉容器に格納されると隊員らによって素早く運び出されました。

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