佐々木則夫さんがサプライズで熱血指導 尾花沢市でサッカー教室

身ぶり手ぶりを交えて熱血指導する佐々木則夫さん(左、尾花沢市出身)=同市尾花沢中グラウンド

 日本サッカー協会女子委員長を務める佐々木則夫さん(尾花沢市出身)が20日、市内の中学生を対象にサプライズのサッカー教室を開いた。仙台市で7月に開かれる女子日本代表「なでしこジャパン」のパナマ戦をPRするため地元入り。「子どもたちを勇気づけて」との支援者の声に応えた。

 尾花沢中グラウンドを会場に尾花沢フットボールクラブ(FC)所属の12人が参加した。晴天が広がり、保護者が見守る中、パスから連係によるシュートなどを練習し、佐々木さんは「常に相手を意識し、目線を上げて」「焦らずプレーできるよう、周りの選手も声がけし、最善を尽くして」など熱血指導した。

 いずれも尾花沢中2年の佐藤ゆずさん(13)は「ボールを持っていない時、味方をサポートする動きの大切さを感じた」、菅野清花(さやか)さん(14)は「ワールドカップで優勝した時の監督。すごい人なので緊張したけど、優しく教えてくれた」と話した。

 同日午前、佐々木さんは市役所を訪れ、結城裕市長と懇談した。7月14日にユアテックスタジアム仙台で行われる一戦に、FCメンバーや保護者ら計50人を招待する。

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