甘さの中につんと香るラベンダー、30万本が見頃 摘み取り体験も 淡路市・パルシェ香りの館

満開のラベンダー畑で摘み取りを楽しむ観光客=淡路市尾崎

 兵庫県淡路市尾崎の観光施設「パルシェ香りの館」の農園で、ラベンダーが見頃を迎えている。紫色の花がじゅうたんのように広がり、クマバチやミツバチが花の周りを飛び回る。摘み取り体験を楽しめ、観光客らでにぎわっている。

 農園の約15アールに、1500株約30万本が植わる。品種は、耐暑性が高い「イングリッシュラベンダー・グロッソ」。甘さの中に、つんとした香りを感じられるのが特徴だという。

 家族で初めて訪れ、摘み取りを体験した大阪府豊中市の高校1年の女子生徒(16)は「良い香りがして、摘むのが楽しかった。花瓶に入れたり、ドライフラワーにしたりして楽しみたい」とごきげんだった。

 観賞無料。摘み取り体験は20本200円。午前10時~午後5時。TEL0799.85.1162 (中村有沙)

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