ごみの中にライター、収集車から出火 青森市、けが人なし

 15日に青森市の委託を受けて不燃ごみを回収・運搬していた収集車から出火する事案があり、市は20日、収集ごみの中にあったライターが出火原因だったと明らかにした。ライターにより可燃物に引火したとみられる。

 同日の市議会民生環境常任委員協議会で報告した。

 市によると、15日午前9時10分ごろ、同市野沢稲荷沢の収集場所で、作業員が不燃ごみを収集車荷台に入れたところ、ぼやが発生した。作業員らによる消火活動で鎮火した。けが人や収集車の損傷はなかった。

 市は15日付でごみの運搬業務を担う全19事業者に対し、出火原因になりそうな物を取り除くため、ごみ袋の中身を確認する作業を徹底するよう改めて通知。また市内の全408町会に、ごみを適正に分別するよう注意喚起する。

 市清掃管理課の担当者は「スプレー缶や充電式電池など、発火原因となり得るごみを分別して出すよう協力をお願いしたい」と呼びかけた。

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