マイナ事務処理ミス、青森県内でも 母親の口座で登録 平川市

 全国で相次ぐマイナンバーを巡るトラブルに関し、青森県は21日、平川市で公金受取口座登録の事務処理ミスが1件あったと明らかにした。同日の県議会総務企画危機管理常任委員会で、鹿内博委員(無所属)の質問に答えた。

 平川市によると、同市のマイナンバー窓口の担当者が5月、本人名義の口座を持っていない未成年者の公金受取口座に、母親の口座を登録した。公金受取口座は本人以外の名義の口座を使用することができず、同市市民課は「担当者の認識が不足していた」としている。市は母親に連絡し、子ども名義の口座を作成した上で受取口座を変更してほしいと伝えたという。

 県市町村課の星康二郎課長は県議会常任委で、マイナカード普及策「マイナポイント」を別人に付与した例は県内では確認していないと説明。マイナカードを使った住民票の交付についても、システムを点検した結果、県内市町村で問題は見つからなかったという。

© 株式会社東奥日報社