「価値は1千万円」ニセの絵画売る、容疑で会社役員を逮捕 偽造の鑑定書で400万円詐取

京都府警北署

 偽物の絵画を知人に売りつけたとして、京都府警北署は21日、詐欺の疑いで、名古屋市北区の会社役員の男(59)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年11月27日、京都市北区の男性(59)に、日本画家加山又造(1927~2004年)の絵画の贋作(がんさく)を「この絵には1千万円の価値がある」「真贋の確認もできている」などとうそを言い、偽造した鑑定証などを見せ、購入代金として400万円をだまし取った疑い。

 北署によると、容疑の男は「男性に400万円を借りるための担保だった」と容疑を否認しているという。

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