【ベトナム】ビンF、米上場市場を中小型株取引所に変更[車両]

ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストが、米国で計画している株式上場の取引所を、ニューヨーク証券取引所(NYSE)から中小型株などを中心に取り扱うNYSEアメリカン取引所に変更した。ビンファストと合併予定の特別買収目的会社(SPAC)ブラック・スペード・アクイジション(BSAQ)が、21日付で上場市場をNYSEからNYSEアメリカンに変更することを発表した。

同社は16日付で発表した上場市場変更についてのリリースで、NYSEアメリカンの上場基準が「より好ましい」ことなどを考慮したと理由を説明した。

NYSEアメリカンは、NYSEを運営するNYSEユーロネクストが2008年に買収した証券取引所で、中小型株や上場投資信託(ETF)などを中心に取り扱っている。上場会社に求める基準はNYSEほど厳しくないとされる。

ビンファストは15日付の米証券取引委員会(SEC)への届け出書で、7月20日までのブラック・スペードとの合併完了を目標としていると明らかにした。ブラック・スペードは、香港を拠点に国際投資を手がけており、2021年7月にNYSEに上場した。

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