【韓国】現代自、30年にEV200万台販売へ[車両]

韓国完成車大手の現代自動車は20日、2030年までに世界市場で電気自動車(EV)を200万台販売する目標を発表した。目標を達成した場合、全世界での自動車販売に占めるEVの割合は23年の8%から34%に拡大することになる。

同社は昨年、26年に84万台、30年に187万台のEV販売目標を掲げたが、これを10万台以上引き上げた。30年の地域別のEV販売目標は、米国が66万台(全販売台数の53%)、欧州が51万台(同71%)、韓国が24万台(同37%)など。

現代自はEV販売目標の達成に向けて、電動化設備・技術開発などに今後10年間で計109兆4,000億ウォン(約12兆円)を投じる計画だ。このうち35兆8,000億ウォンを電動化関連に投じる方針。

同社は電動化戦略「現代モーターウエー」も発表した。2025年までに統合モジュラーアーキテクチャー(IMA)を開発し、次世代のEV専用プラットフォーム(車台)を導入する。また、国内外で内燃機関車生産ラインのEV生産への転換やEV専用工場の設立を通じて、世界でのEV生産の比率を拡大。EVバッテリーの開発やバッテリー素材の需給安定化も推進する。

■自動運転など次世代事業も促進

さらに、◇水素◇自動運転車◇ロボティクス◇次世代空モビリティー(AAM)——など次世代事業の推進にも力を入れる方針だ。

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