4年ぶり、蓮如チマキ 加賀・篠生寺

チマキを買い求める住民=加賀市動橋町の篠生寺

 加賀市動橋町の浄土真宗本願寺派篠生寺(じょうしょうじ)で21日、宗祖親鸞(しんらん)の誕生を祝う降誕(ごうたん)会(え)と蓮如忌の法要が営まれた。今年は4年ぶりに蓮如ゆかりのチマキが販売され、参集した住民らが朝から次々と買い求めた。

 チマキは、吉崎御坊(現在の福井県あわら市)への帰途にこの地を訪れた蓮如の伝説にちなんで毎年、仏教婦人会や壮年会のメンバーが地元で採ったササを使って手作りしている。2020年から昨年までは、新型コロナ感染拡大のため、作るのを見合わせていた。

 法要の後、横河了然(よかわりょうねん)住職が「親鸞聖人、蓮如上人のご恩をしのびながら(チマキを)いただいてほしい」とあいさつ。明正寺(みょうしょうじ)(鯖江市)の畑中尚治住職が法話した。

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