カヌー、大自然をすいすい 小国・赤芝峡

赤芝峡の岩場を進むカヌー=小国町(ドローンで撮影)

 小国町舟渡の赤芝峡をカヌーで巡るツアーが今月から始まった。荒川両岸にそそり立つ岩盤や流れ込む沢の水しぶき、緑深まる周囲の山々など、水上から大自然を満喫できる。

 飯豊町の白川湖で水没林カヌーツアーなどを手掛ける「いいでカヌークラブ」(堀江守弘代表)が今年から新たに開催している。赤芝峡第二駐車場発着で往復約2時間の行程だ。小国町中心部から車で約10分と近く、荒川沿いを通る国道113号はトンネル部のため静寂が保たれている。

 この日の流れは穏やかで上流へこぎ出しても、スムーズにカヌーが進む。鳥のさえずりが聞こえ、岩を伝って流れ込む岸辺の沢に近づくと、涼しい風がほてった体を癒やしてくれた。

 堀江代表は「流れのあるフィールドで湖とは異なる景色を楽しんでほしい」と述べた。カヌーツアーは11月末まで。同クラブのホームページから申し込むことができる。

赤芝峡の岩場を進むカヌー=小国町(ドローンで撮影)
赤芝峡の岩場を進むカヌー=小国町(ドローンで撮影)
赤芝峡でカヌーツアーを楽しむ人たち=小国町(ドローンで撮影)
険しい山岳地帯にある名所「赤芝峡」=小国町(ドローンで撮影)

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