梅雨空の下、ようこそ 目黒の修学旅行生

目黒区第一中の生徒(左側)に金沢城の歴史を説明する金沢市長町中の生徒=22日午前9時20分、金沢城公園

  ●金沢城や兼六園、長町中案内

 東京・目黒区第一中の3年生33人が22日、修学旅行で金沢市を訪れ、同市長町中の3年生67人の案内で金沢城公園や兼六園を巡った。梅雨空が戻り園内が潤いを増す中、生徒らは加賀藩の歴史について語り合うなどして交流を深めた。

 金沢市と目黒区が2017年に結んだ友好都市協定に基づく取り組みで、修学旅行での案内は20年に予定していたが、新型コロナの影響で中止となっていた。生徒らは昨秋からリモートで話し合い、案内ルートを策定。この日は6班に分かれ、約1時間半散策した。

 長町中の藤村信仁さんは「金沢城を中心とした街づくりについて解説した。熱心に聞いてくれてうれしかった」と話した。第一中の加藤萌香さんは「事前に調べてきたが、ネットでは分からない話をたくさん教えてもらって面白かった」と笑顔を見せた。

 22日の石川県内は、本州の南にある前線上の低気圧や日本海の低気圧の影響で、雨や曇りとなった。金沢の正午までの最高気温は22.8度と5月下旬並みにとどまった。

© 株式会社北國新聞社