ヴィッセル神戸、イニエスタが7月1日の最終戦出場へ「ファンに別れを告げる機会を楽しみにしている」

児童から見送られるイニエスタ選手=舞多聞小学校

 サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸を退団する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ主将が22日、自身の神戸最終戦となる7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦(ノエビアスタジアム神戸)について「明らかなのは、自分がプレーするであろうこと」と出場を明言した。

 この日、神戸市垂水区の舞多聞小で行われたサッカーボールの寄贈式に参加後、報道陣の取材に応じた。

 今季、足のけがなどで出遅れた世界的司令塔は、リーグ戦への出場が3試合で、いずれも後半にとどまっている。

 イニエスタは、札幌戦に向けて吉田孝行監督と話し合っているのかと問われ「今シーズン、ほとんどプレーに関わっていない中、スタメンの可能性はほぼないと思うが、プレーはするつもりでいる。プレーするに値することを、これまでしてきたと思っている」と自負をのぞかせた。

 日本のファンに向け「これまで簡単な数カ月ではなかった。ファンに別れを告げる機会を楽しみにしている」と呼びかけた。

© 株式会社神戸新聞社