愛媛県県民文化会館前の県有地 水族館の建設計画中止で新たな活用策の検討加速 知事「例えば国際会議の誘致機能など検討」

水族館の建設計画が中止された愛媛県県民文化会館前の県有地について、県が新たな活用策を検討することになりました。

中村知事は、国際会議を誘致する機能など含め、民間からアイデアを募る方針を示しました。

県民文化会館の向かい側にある県有地は、文化交流施設の整備を目的に県が2003年度に購入しましたが構想が具体化せず、その後、経済界から水族館の建設計画が持ち上がったものの、今年2月に中止されました。

22日の県議会代表質問で、この県有地の活用策について問われた中村知事は、香川県のサンポート高松地区など周辺の県で様々な拠点整備が進む一方、松山市はコンベンション機能の低下が危惧されていると指摘した上で次のように述べました。

(中村知事の答弁)
「民間活力の導入方法などを聴取するとともに、例えば国際会議の誘致機能など検討を開始、加速させていきたいと考えている」

中村知事は、活用策を考える際の検討項目として国際会議の誘致機能を挙げ、民間事業者などからアイデアを募集する方針を示しました。

© 株式会社あいテレビ