1万3千人超殺害とロシア高官 ウクライナ反攻撃退を強調

ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記=3月、モスクワ(ロイター=共同)

 ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は22日、ウクライナ軍が今月4日から開始した大規模反転攻勢にロシア軍が反撃し、21日までに1万3千人以上の兵員を殺害、欧米が供与した13両を含む計246両の戦車を破壊したとプーチン大統領に報告した。オンラインでの安全保障会議の一部を国営テレビが放送した。

 国防上の機密を含むことが多い安保会議の具体的な議論をテレビで放映するのは異例。

 パトルシェフ氏によると、同じ期間にウクライナ側の595両の装甲車を破壊。ショイグ国防相は、米国製のブラッドレー歩兵戦闘車は109両のうち59両を破壊したと説明した。(共同)

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