糖度13度以上、濃厚「赤肉」さっぱり「青肉」ご賞味あれ 甘み凝縮「いなみ野メロン」23日から販売 兵庫

販売が始まるいなみ野メロン=稲美町北山、稲美営農経済センター

 旬を迎えた兵庫県稲美町の特産品「いなみ野メロン」の販売が23日から始まる。今年は例年より早い梅雨入りの影響で、やや小ぶりだが、甘みがぎゅっと凝縮した逸品となった。22日には、生産農家らが同町北山のJA兵庫南稲美営農経済センターに集まり、箱詰め方法などを確認した。

 いなみ野メロンは、同JA「メロン部会」に所属する同町内の農家12件が、計約1.6ヘクタールで栽培。店頭には糖度13度以上を基準に、濃厚な甘みでしっとりとした歯触りが特徴の「赤肉」と、さっぱりした甘みでシャリシャリした食感が味わえる「青肉」が並ぶ。

 同部会の小山博嗣会長(48)は「農家一同、丹精込めて作ったおいしいメロンが手元に届くと思う。ご賞味あれ」と話す。

 「赤肉」「青肉」とも、1玉2.2~2.4キロの「6L」が2300円から。販売用の特設テントを設ける「ふぁ~みんSHOPいなみ」(同町国岡3)を含め、JA兵庫南の直売所計8店舗で8月中旬まで販売予定。稲美営農経済センターTEL079.496.5135 (田中朋也)

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