繰り返す「もうちょっとできた」 西村優菜はカットライン上で2日目へ

寒さも含めてタフな初日だった(撮影/中野義昌)

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(22日)◇バルタスロールGC(ニュージャージー州)◇6621yd(パー71)

大会初出場の初日を3オーバー61位で終えた西村優菜は何度も「もうちょっとできたところもある」と口にした。

出だし4ホールで3ボギーと苦しい滑り出し。前半のうちに2バーディを奪い返しても、後半に2つボギーが重なった。1Wショットが右へ飛ぶ傾向に苦しみ、「ちょっと、どこかビビッてしまっている部分もあって。先週ほど気持ちよく振れなかったところもありますし、自分の調子が日替わりでうまく行かないですね」。前週「マイヤーLPGAクラシック」で好感触をつかんだショットを続けさせてもらえないのは、タフなメジャーセッティングのロケーションも影響しているようだ。

もどかしさを隠せないものの、70位タイまでのカットライン上と踏みとどまった部分もある。パー3の最終9番直前の2ホール、7番(パー5)と8番のティショットで、比較的ワイドなフェアウェイに思い切って打っていくことができたこともプラス材料とうなずく。

「そこ(伸ばせる余地)があるんだと思って、前を向いて頑張ります」。悔しそうに繰り返した“もうちょっと”をポジティブに変換して、早朝スタートの2日目に臨む。(ニュージャージー州スプリングフィールド/亀山泰宏)

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