ミランの今夏の補強ターゲットに驚きの名前が浮上した。昨シーズンはインテルでプレーしたベルギー代表FWロメル・ルカクの調査を進めているという。
イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』によると、ミランは現在、ボルシアMGに所属するフランス代表FWマルクス・テュラムの獲得に迫っていると言われている。
一方でベルギー代表FWディヴォック・オリギやクロアチア代表FWアンテ・レビッチには退団の噂があるため前線のさらなる補強は必須で、ルカクはこれ以上ないターゲットと言えるだろう。
2022-23シーズンはインテルでプレーし、公式戦通算37試合14ゴールの好成績を残してチームのコッパイタリア優勝やチャンピオンズリーグ準優勝などに貢献したルカク。立場上はチェルシーからのレンタル移籍だったため、シーズンを終えていったんチェルシーに戻っている。しかし同クラブのマウリシオ・ポチェッティーノ新監督のもとにとどまる可能性は低く、再び新天地を求めることが濃厚と見られている。
ちなみに、2021年8月にチェルシーがインテルから彼の保有権を買い取った時は1億1500万ユーロ(約180億170万円)を支払ったそうだが、現在の価格は7000万ユーロ(約109億5760万円)弱だという。
また、ミランとチェルシーは過去にフランス人MFティエムエ・バカヨコやイングランド代表DFフィカヨ・トモリがチェルシーからミランへと期限付き移籍したり(トモリは後に完全移籍)、今夏もアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチやイングランド人MFカーニー・チュクエメカにミラン移籍の噂があるなど、良好な関係を築いている。
ルカク自身はミラノでの生活を気に入っているため「インテルに残りたい」と何度も公言している。サウジアラビアのアル・アハリやアル・ヒラルも彼の獲得に関心を示しているようだが、引き続きミラノに生活拠点を置けるミランへの移籍を受け入れる可能性もゼロではないだろう。