鹿島おどり4年ぶり開催へ 8月4、5日、花火大会も 佐賀県鹿島市

復刻した公式ポロシャツとTシャツ姿で、鹿島おどりへの来場を呼びかける実行委員会のメンバー=鹿島市役所

 鹿島市の夏の風物詩「鹿島おどり」が8月4、5日の両日、同市中心市街地で4年ぶりに開催される。2日間で市民ら延べ3千人が集い、夏の夜に踊り歩く。60回記念大会として、4日には市民納涼花火大会も行われる。

 鹿島おどりは1962(昭和37)年7月8日に発生し、市内各地に大きな被害をもたらした「7.8水害」からの復興を願って始まった。中心商店街スカイロード周辺を会場に午後7時から同9時まで、浴衣姿の参加者らが「鹿島一声浮立」「鹿島小唄」「鹿島節」の3曲に合わせて踊る。納涼花火大会は4日午後9時20分からで、肥前鹿島駅裏の中牟田ポンプ場周辺から花火を打ち上げる。

 実行委員会の中村雄一郎委員長は「市民が待ちに待ったイベントで、新型コロナ退散の願いも込めて開催したい」と話す。

 4年ぶりの鹿島おどりを盛り上げようと、実行委は50回大会で使用されたポロシャツとTシャツを復刻して販売する。ポロシャツは3300円から、Tシャツは2千円からで、注文の締め切りは7月13日。問い合わせは実行委事務局、電話0954(62)3942へ。(山口源貴)

 

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