「被爆者との信頼関係を大切にしたい」放影研の新理事長に広大名誉教授の神谷氏が就任

日米共同の研究機関「放射線影響研究所(放影研)」の新しい理事長に、広島大学の 神谷研二 名誉教授が就任しました。

神谷新理事長は、広島大学の原爆放射線医科学研究所の所長などを歴任しました。

放影研は、2025年度中に広島大学霞キャンパスへの移転が決まり、新しい体制で臨むため、初めて理事長を公募しました。複数の応募の中から学術的な面や組織運営の実績などから神谷氏が新しい放影研の理事長に選ばれ、22日付けで就任しました。

放影研 神谷研二 新理事長
「放影研のさらなる発展のために微力ではありますが、最大限の努力と貢献をしたい」

神谷理事長は、「放影研の研究成果は世界の金字塔の1つ」としたうえで、「被爆者の人たちの協力で得られた成果が世界の放射線防護になっている。引き続き被爆者や2世の人たちとの信頼関係を大切にしたい」と話しました。

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