様々な分野でデジタル化が進められる中、寺でも新たな試みです。
“お日切さん”の愛称で知られる愛媛県松山市の善勝寺が、23日からキャッシュレス決済を導入しました。
400年以上の歴史を誇る松山市駅前の善勝寺“お日切さん”で始まったのは、いよてつグループが手がけた「みきゃんアプリ」のキャッシュレス決済です。
若い世代にも寺参りを身近に感じてもらおうと導入したということで、寺としては初めてみきゃんアプリの機能を取り入れました。
願い事を書いて奉納する五色旗のほか、おみくじやお守りなどがスマートフォンの画面上で購入できます。
善勝寺 加藤智久住職
「キャッシュレス、あるいは現金に関わらず、願い事はお参りをする人の気持ちで必ずお地蔵さまに届くと信じていただきたいと思います」
現在2万9000人ほどが利用しているみきゃんアプリは、電車やバスなどのほか、飲食店や道の駅など県内およそ1000店舗に導入されていて、今後も機能を拡充する予定だということです。