来春の新卒採用に積極的 厚労省が事業所調査

 厚生労働省が23日発表した5月の労働経済動向調査(年4回実施)によると、2024年の新卒者の採用予定数を増やすと回答した事業所の割合は、高校卒や大学卒、高専・短大卒、専修学校卒の各学歴で前年を上回った。積極的な傾向が明らかとなった形。長期的な人材育成を図ることや、前年に新卒を確保できなかったことが理由に挙がった。

 増加と回答した事業所の割合は、学歴別では、高校卒27%(前年22%)、高専・短大卒17%(14%)、大学卒文系19%(17%)、大学卒理系20%(19%)、大学院卒10%(11%)、専修学校卒14%(12%)。大学院卒を除く全ての学歴で前年比増となった。

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