東工大、定員40人増届け出 デジタル分野の規制緩和で

 文部科学省は23日、東京23区にある大学の定員規制を2024年度から一部緩和する新ルールに基づき、東京工業大(目黒区)から40人増員の届け出があったと発表した。文科省は、デジタル人材の育成や地方大学との連携といった条件に合うと判断しており、審議会での検討も踏まえて認可を決める。新ルールによる増員の届け出は初。

 文科省によると、東工大は情報理工学院(学部)の入学定員を92人から132人に増やす計画を立てた。データサイエンスや人工知能(AI)の分野に力を入れ、地方の学生が東工大の授業をオンライン受講できるようにしたり、高度なデジタル教材を使えるようにしたりする。

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