インターネットやSNSに潜む危険性などを学ぶ 野木中学校でネット安全教室

 インターネットに潜む危険や正しい使い方について理解を深めようと野木町の中学校で23日、大手通信事業者のオンラインによる出前授業が行われました。

 このネット安全教室は近年増加傾向にあるインターネットによるトラブルや犯罪などから子どもたちを守ろうと通信大手のNTT東日本栃木支店が開いたものです。

 23日は、野木町の野木中学校とNTT東日本栃木支店をオンラインで結び全校生徒、約300人が教室のモニターに配信された動画やテキストを観ながらインターネットのルールやマナーなどについて学びました。

 インスタグラムなどインターネット上でコミュニケーションがとれるSNSを使って写真や金銭を要求されるなど被害に合った人のうち未成年の9割が中高生で特に中学生の割合が目立って増えているといいます。

 授業ではSNSで知り合った人とは直接やりとりをしないよう講師から注意が呼び掛けられました。また、文字だけでやりとりをするときは仲の良い友だちとの間でもトラブルになりやすいことなど便利な一方でSNSに潜む危険性についても指摘がありました。

 SNSではいじめという自覚や罪悪感がないまま気軽に悪口を書き込むことができてしまい、どんどんエスカレートしてしまうということです。生徒たちはSNSを使うときに相手がどう思うかを意識しながら考えて書き込みをすることの大切さを学んでいました。

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