37人が自衛隊員の第一歩 金沢駐屯地で候補生修了式

宣誓する候補生=陸上自衛隊金沢駐屯地

 陸上自衛隊金沢駐屯地(金沢市)の自衛官候補生課程修了式は24日、駐屯地で行われた。修了者は37人。3カ月の基礎訓練を終えた候補生が辞令を交付され、2等陸士の自衛隊員として第一歩を踏み出す。

 山崎巧候補生(18)が修了を申告し、代表で横堀奨悟候補生(21)が田村秀樹第14普通科連隊長から辞令書を受け取り、浮田拓弥候補生(18)が「国民の負託に応える」と宣誓した。出島心温候補生(18)は「強くて優しい自衛官になりたい」と式終了後、取材に話した。

 駐屯地によると、今後、普通科や航空科といったそれぞれの職種に分かれて「新隊員特技課程」に移行し、さらに約3カ月の専門教育を経て正式に部隊配属となる。

 自衛官候補生を巡っては、岐阜市の陸上自衛隊射撃場で男性隊員3人が自動小銃で撃たれる事件があり、4月に陸自守山駐屯地(名古屋市)の第35普通科連隊新隊員教育隊に入隊した候補生の男(18)が殺人容疑で送検された。

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