小学生の下校見守るのは「お馬さん」 京都・美山で児童らに防犯教室

平安騎馬隊に見守られながら下校する児童たち(京都府南丹市美山町)

 京都府警南丹署による防犯教室が、京都府南丹市美山町の美山小学校であった。児童は知らない人に声をかけられた時の対処法を学んだ後、府警平安騎馬隊に見送られて下校した。

 13日の授業は、同小学校近くにある4駐在所に勤務する署員が企画し、1、2年児童35人が受けた。

 署員は始めに、身を守るための合言葉「いかのおすし」を題材にした紙芝居を披露。その後行われた鬼ごっこで、きちんと児童が意味を覚えられたか確認した。

 鬼役の署員に捕まり「『いか』の意味は?」と問われた児童は「ついて『いか』ない」と正解を答え、「よくできました」とやさしく声をかけられていた。2年の女子児童(7)は「しっかり覚えた」と自信たっぷりに話した。

 当日はあいにくの雨だったが、下校の時間にはやみ、騎馬隊の「小倉号」と「大江号」が校門前から児童らを見送った。

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