限定公開のはずが…児童の動画が外部から閲覧可に 3人の映像と氏名が流出 坂戸ろう学園、全保護者に謝罪

坂戸ろう学園で児童3人の情報が流出

 埼玉県教育局は22日、県立特別支援学校坂戸ろう学園で児童の個人情報を含む動画が、一時的に外部から閲覧できる状態になる事案が発生したと発表した。流出した個人情報は小学部児童3人の映像と氏名で、現時点で不正使用などは確認されていない。

 16日午後5時ごろ、同校職員が自身の研究授業の動画を、職員に限定公開するつもりで動画サイトに掲載。17日にサイトを閲覧した同校の保護者が、動画が職員以外も閲覧できる状態となっていることに気付き、校長に報告した。

 同学園は18日に動画サイトから動画を削除し、当該児童3人の保護者に経緯を説明して謝罪。22日に全保護者に対し、文書で報告するとともに謝罪した。

 県教育局は再発防止策として、校長会議などを通じ、改めて全県立学校において個人情報の適正な管理を徹底するように指示した。

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