子どもの安全 地域で守ろう 桜町小でパトロール

下校する子どもたちに付き添い、安全を確認する鈴木市長(左)や保護者ら=長崎市興善町

 長崎市の男児誘拐殺害事件から20年となる7月1日を前に、市立桜町小(野中正樹校長、456人)で24日、保護者や地域住民が児童の下校に付き添い、通学路の安全を確認するパトロールがあった。
 地域で子どもたちの安全を守ろうと実施する啓発パトロール。市は7月を強調月間としており、市内67小学校区ごとに「子どもを守るネットワーク」を組織し、校区内や通学路の安全確認をしている。
 同日は同校の休日参観日。児童は午前中、道徳の授業で命の大切さを学び、正午頃から地区別で集団下校した。参観で同校を訪れていた保護者の他、地域住民、鈴木史朗市長らも付き添った。
 同校に長男と次女が通う同市の自営業、譚美佐さん(43)は「大人が子どもたちの登下校を見守っていると見せることが犯罪の抑止力になると思う」と話した。

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