7月7日開幕の第105回全国高校野球選手権記念栃木大会開会式で、大会歌と国歌を披露する独唱者のオーディションが24日、宇都宮工高で行われた。大会歌「栄冠は君に輝く」は大田原高3年の小泉謙晶（こいずみけんしょう）さん（17）、国歌は宇都宮女高3年の忍田莉々奈（おしだりりな）さん（18）に決まった。
オーディションは非公開で行われ、今年は県内の高校に通う男子8人、女子16人が参加。それぞれが大会歌と国歌をアカペラで歌った。村山哲也（むらやまてつや）審査委員長（68）は、「小泉さんは熱気に満ちあふれ、忍田さんは美しく端正な歌声だった」と講評した。
男子初の大会歌独唱者に選ばれた小泉さんは「主役の選手たちを鼓舞できるように力強く歌いたい」と意気込む。忍田さんは「選手や観客のみなさんに熱を届けられるように頑張りたい」と本番を心待ちにしている。
