ペレス会長、アンチェロッティ監督の後任候補にオファー提示か

写真:“白い巨人”の指揮官の座を目指すX・アロンソ ©Getty Images

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、クラブとの契約が2024年6月までとなっている。そのため彼の任期は2023-24シーズンまでで、これをもって契約満了で退任し、ブラジル代表監督に就任することが内定していると言われている。

スペインのウェブメディア『ディアリオゴル』によると、同クラブのフロレンティーノ・ペレス会長はすでに後任候補として“古くからの友人”をリストアップし、指揮官就任を打診しているという。

その人物とは、現在レヴァークーゼンを率いているシャビ・アロンソ監督だ。シャビ・アロンソ監督はレアル・ソシエダやリヴァプールなどでキャリアを積んだ後、2009年夏にレアル・マドリードの一員となった。

そこから5シーズンを過ごし、2014年夏にバイエルンへと移籍したが、退団する際、ペレス会長は「レアル・マドリードはいつまでも君のホームだ」という惜別のメッセージを送っており、その言葉どおり、彼を“ホーム”に迎え入れようとしているそうだ。

シャビ・アロンソ監督は2017年に現役を引退した後、レアル・マドリードやレアル・ソシエダのアカデミーで指導者の経験を積んだ。2022年10月にはブンデスリーガで下位に低迷していたレヴァークーゼンの監督に就任し、チームの再建に成功。ヨーロッパリーグではクラブをベスト4へと導いた。

この実績によってパリ・サンジェルマンからも指揮官就任の打診を受けたようだが、シャビ・アロンソ監督はこの申し出を固辞。彼自身はあと1シーズン、レヴァークーゼンで指揮を執って経験値を高め、アンチェロッティ監督の後任としてレアル・マドリードのベンチに座ることを望んでいるという。

なお、アンチェロッティ監督の後任としてはクラブのレジェンドの一人であるラウール・ゴンサレス氏の名前も挙がっている。ラウール氏は現在、レアル・マドリード・カスティージャの指揮官を務めているが、『ディアリオゴル』は「2022-23シーズン限りでクラブを離れる」としている。また、スペインノウェブメディア『ビーサッカー』は、ラウールは現役時代にも所属したシャルケの新監督候補に挙がっているという。

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