ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督に、サウジアラビア行きの可能性が急浮上している。
イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』によると、アッレグリはサウジアラビアのアル・ヒラルから超高額オファーを受けており、すでに両者の間では会談も行われたという。
アッレグリ自身はユヴェントスと結んでいる2025年6月まで、年俸700万ユーロ(約10億9980万円)プラス出来高という現在の契約条件に満足しており、この契約を全うするまでユヴェントスに残留する意向を示している。
クラブ側もアッレグリに対しては全面的に協力する姿勢を見せており、指揮官のイメージに近いチーム作りを進めている。今夏にはアッレグリの求めに応じて、サッスオーロでコーチを務めているフランチェスコ・マニャネッリ氏をチームスタッフとして迎え入れようとしているほどだ。
そのためアッレグリがユヴェントスを離れることは現時点では想像し難いものの、何が起こるか分からないのがサッカー界。アッレグリが急転直下でアル・ヒラルからのオファーを受け入れる可能性もあるし、ユヴェントスが彼を解任する可能性もある。
そうなった場合の後任候補として、『カルチョメルカートドットコム』は2人の名前を挙げている。最有力はアントニオ・コンテ氏。今年3月にトッテナムとの契約を解除し、現在はフリーになっているコンテ氏は、家族の近くで生活することを望んでおり、トリノかミラノで監督業に従事したい意向を示しているという。
もう1人はクロアチア出身のイゴール・トゥドゥール氏。ユヴェントスで現役時代を過ごしたこともある人物で、引退後は様々なクラブの指揮官を歴任。2022-23シーズンはマルセイユを指揮していたが、すでに退任してこちらもフリーになっているため、就任に支障はない。
アッレグリの決断は、彼らの去就にも影響を与えることになりそうだ。