アイガモさん頑張れ 園児ら水田に放鳥体験

放鳥したアイガモのひなの姿に喜ぶ園児ら

 高原町でアイガモ農法に取り組む温谷(ぬくたに)文雄さん(77)は23日、同町の並木保育園の園児を招いてアイガモの放鳥体験会を開いた。
 同農法に取り組み始めて30年の節目を迎え、子どもたちにも伝えようと企画。同町西麓の50アールの水田で、園児はひな60羽を放鳥した。元気よく泳ぎながら餌を探す様子に歓声を上げ、年長の石ケ野日和(ひより)ちゃん(5)は「ふわふわして気持ちよかった。おいしいお米のために頑張ってほしい」と語った。
 無農薬で育てる温谷さんの米は、同町のふるさと納税の返礼品としても人気がある。温谷さんは「収量はやや少なくなるが、環境に優しい農法を知ってもらえたら」と話していた。

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