ごみ拾い世界一へ18チーム挑戦 「スポGOMI」W杯青森予選

サンセットビーチあさむし内のごみを集めるスポGOMI参加者

 ごみ拾いを競技化し、スポーツとして世界一を決める「スポGOMIワールドカップ(W杯)」の全日本大会出場を懸けた地方予選「青森ステージ」が25日、青森市のサンセットビーチあさむしで開催された。県内各地から18チームが参加し、ビーチに捨てられたり、海岸に漂着したごみを集めた。

 2008年に日本で始まったスポGOMIは、「スポーツ×ごみ拾い」の略で、決められたエリアで制限時間内に拾ったごみの量や種類に応じた得点を競い合う。W杯は日本財団が企画、支援し開催。青森ステージには6~73歳までの54人(1チーム3人)が出場した。

 出場者たちは制限時間1時間でビーチ内のごみを収集。チームを組む職場や学校の仲間、家族と協力しながらポリ袋などのプラスチックごみや、たばこの吸い殻など多くのごみを拾い集めた。

 優勝したのは、八戸市から親子3世代で参加した「pick upピカピカ隊」。11月に日本で開催予定のW杯出場を懸け、10月に東京都内で開催する全日本大会に出場する。

 同チームで母、祖父と共に汗を流した八戸西高2年の相内遥斗さん(16)は「燃えるごみを多く拾えたことが勝因。全日本大会は、今日参加した皆さんの分まで頑張りたい」と話した。

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