カワウ駆除 最多819羽 県内昨年度

大淀川河口の丸島に生息するカワウ。アユなどを捕食することで、県内各河川ではその被害が拡大している=宮崎市

 水産資源への食害が問題となっているカワウの県内河川での駆除数が2022年度、過去最多の819羽だったことが25日までに分かった。毎冬、本県で確認されるカワウの多くが渡り鳥とみられるが、とどまる個体も増加。被害は年間数百万円に上ると推測する漁協もあり、関係者らは「飛来数は毎年増えている印象。放流した稚アユや在来種も食い荒らしている」と警戒を強めている。

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