【ミャンマー】インドネシア代理大使、外務省高官と会談[政治]

ミャンマー国軍の支配下にある外務省は22日、同省のチャンエー事務次官が在ヤンゴン・インドネシア大使館のディッキー臨時代理大使と会談し、両国間の課題について協議したと発表した。

両者は首都ネピドーで会談。両国間の友好と協力関係の強化について意見を交換した。ミャンマーを襲った大型サイクロン「モカ」の被災者に対するインドネシアからの人道支援や、ミャンマー国境付近でのインドネシア人の本国送還問題についても話し合った。東南アジア諸国連合(ASEAN)を含む国際協力などについても協議した。

チャンエー氏はまた、ディッキー氏に対して現在のミャンマー情勢を説明。民主派勢力の破壊・暴力行為にさらされる中でのASEANとの「5項目の合意」実現に向けた課題についても意見を交わしたという。

19日には、タイ政府の呼びかけでASEAN外相級の非公式会合が同国で開催。ミャンマーからは国軍が外相に指名したタンスエ氏が参加した一方、ASEAN議長国のインドネシアは出席を見送っていた。

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