大河ドラマで売れる商品は…「真田丸」経験者が紫式部ゆかりの福井県で語る、バズるポイントとは

大河ドラマにちなんだ商品開発のノウハウを語る池田和博さん=6月23日、福井県の越前市生涯学習センター

 福井県越前市ゆかりの紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」の放送を控え、関連する土産物や飲食メニュー開発のノウハウを学ぶセミナーが6月23日、越前市生涯学習センターで開かれた。

 紫式部プロジェクト推進協議会が主催、市内外の事業者ら約60人が参加した。

 講師には、2016年放送の「真田丸」で、ゆかりの深い長野県上田市の土産品プロデュースに携わった企画会社の池田和博さんを迎えた。池田さんは、放送期間中に同市に設けられた「大河ドラマ館」の物販エリア運営を手掛けた。

 売れる特徴の一つに「タイムリーな商品」を挙げ、ドラマ上の印象的なせりふや衣装にちなんだ商品が話題を呼ぶケースがあることを紹介。個々の事業者の努力だけでなく、「地域全体でイメージを共有し一体感を持って観光客に楽しんでもらうことが大事」と話した。

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 越前市は、2024年2月下旬をめどに市内に大河ドラマ館を開業し、関連展示や物販を展開する方針。事業者向けには、無料で使用できるオリジナルロゴやキャラクターを公開している。

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