京都の海岸でごみ拾い キャップやライター…たった1時間で袋26枚分回収

立岩(中央奥)周辺の海岸清掃に取り組む子どもたち=京丹後市丹後町間人

 京都府京丹後市丹後町の児童や住民らが24日、地元の名所で、柱状節理の一枚岩・立岩周辺の海岸を清掃した。プラスチックや発泡スチロールの破片などの漂着ごみを拾い、環境を守る意識を高めた。

 間人区と竹野区などでつくる「立岩周辺清掃実行委員会」が、来訪者に山陰海岸ジオパーク一帯の景観を楽しんでもらおうと、大型連休前と海開き前の6月下旬に行っている。

 丹後小の児童や保護者、住民ボランティアら計約150人は立岩付近に河口がある竹野川の左岸と右岸の砂浜2カ所に分かれて活動した。立岩の眺望が楽しめる左岸の海岸では、子どもたちが火箸やふるいを手に、ペットボトルのキャップや使い捨てライターなどのごみを拾い集めた。右岸では、住民たちが砂浜のごみをかき集めた。約1時間で、大型ごみ袋26枚分のごみを回収した。

 参加した小学5年の男児(10)は「漂着ごみが多く、魚にとって危険と思った。少しでもごみを減らしたい」と話していた。

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