【大分】「長浜さま」として知られる大分市の長浜神社夏季大祭(7月5~7日)を前に25日、神社境内で縁起物の「おみか餅」作りがあった。
氏子でつくる「おみか餅保存会」(三浦賀一郎(かいちろう)会長)を中心に約60人が参加。宮崎県から取り寄せたネズミモチの枝に、赤や緑に着色した餅をアサガオの形にして取り付けた。
おみか餅は「おミカ」という女性が長浜神社で病気の平癒を祈願し、回復の礼として餅花を供えたという言い伝えがある。
今年は約300本製作した。大祭の期間中、1本千円で販売する。三浦会長(86)は「伝統を継承していくことが大切。毎年、買う参拝者が多い」と話した。