自己肯定感高める子育てとは 「正論や決めつけは邪魔」京都でPTA研修会

子どもへの接し方のこつを伝える森さん(綾部市川糸町・府総合教育センター北部研修所)

 京都府中丹地区のPTA指導者研修会「みんなでコラボin中丹」が24日、綾部市川糸町の府総合教育センター北部研修所で開かれた。PTA会員や教職員ら約150人が講演会を通じて、子どもの自己肯定感を高める子育て法への学びを深めた。

 府内や奈良県を中心に子育てについて講演活動を行う森かほりさん(55)=奈良市=が講師を務めた。「自己肯定感をはぐくむ子育て」と題し、子どもがありのままの自分を認められる必要性や、そのための手法を自身の子育てを例に説明した。

 森さんは「子どもと心を通わせるコミュニケーションを交わすためには正論や評価、決めつけは邪魔になる」と指摘。子どもの話に共感し、話を聞く姿勢の大切さも語りかけた。褒めたりしかったりする時のこつとして、原因となった行動や状況を具体的に添えることなども伝えた。

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