「プレミアム万願寺甘とう」初出荷 色や肉厚厳選し1日3箱限定、お値段は

出荷が始まったプレミアム万願寺甘とう(綾部市宮代町・JA京都にのくに本店)

 万願寺甘とうの最高級品「プレミアム万願寺甘とう」が今シーズンから商品化され、京都府の舞鶴、福知山、綾部の3市の農場で出荷が始まった。前日に収穫したえりすぐりの肉厚の甘とう16本が木箱に詰められ、1日3箱限定(送料込み9800円)で予約販売される。

 甘とうは真っすぐに伸び、色つやが良いほど秀品とされる。JA京都にのくに(綾部市)がさらなるブランド化を目指し企画した。

 3市では5~11月に生産農家約290人が毎日約15万本を収穫している。各農家が収穫時に最も出来栄えの良い実を選んで舞鶴市の検品場に持ち込み、選果員15人が1本ずつ見極める。長さ約20センチに成長し、色むらのない柔らかい実を48本選んで箱詰めする。

 出荷初日の21日、綾部市宮代町のJA京都にのくに本店で箱詰めされた商品が初披露された。迫沼満壽組合長は「これぞ万願寺甘とうというボリュームのある逸品。贈り物として利用してもらいたい」と呼びかけた。

 予約は、3市に4店舗あるJA京都にのくにの直売所「彩菜館」かホームページで10月10日まで受け付ける。

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